Beranda / 現実ファンタジー / 見習い魔女竜胆白緑は四十六歳 / 第31話 見習い魔女とアサガオの花言葉

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第31話 見習い魔女とアサガオの花言葉

Penulis: 173号機
last update Terakhir Diperbarui: 2025-04-22 13:43:11
 あの短剣で燃やせば証拠は欠片も残らない。少し気が早いけれど、裏切り者の乱子共々校長を始末できて気分は上々。

 あとはあの写真を出版社に売り付ければお小遣い稼ぎもできて、一石二鳥どころか三鳥だ。

 少し癪に障るけど、あの童顔中年と私が変身していた被害者男子はよく似ていた。校長にイケナイ薬を盛られて襲われた挙げ句、オーバードーズで死にかけたところを”シスターの私”に救われた。良司さんの毒薬被害者も校長の仕業で……という筋書きよ。

 今となっては私をシスターに仕立て上げた理由は不明だけど、せっかくだから利用させてもらおう。

『いやぁ~白緑がぼくのために殺人だなんて、ちょっと感動しちゃったよ』

『殺人? 馬鹿言っちゃいけないわ』

 私はそんなことしない。あれは正当防衛よ。それもとことん優しい。

 だって校長は私がありもしない罪を着せようとするもっと前から、私をバチカン送りにしようと企んでいたのよ。完全に消しにきていた。

 マル魔にしてもそう。奴らはこれまで何人もの魔女を屠っているし、私の大切なベリーに拳銃を向けていた。それにほら、まだ誰も屠ってなさそうな新卒君は助けてあげたじゃない。

 だいたい、私はあの短剣をきちんと暴発させたわけで――

『え、帰らないの?』

 言いながら生徒教職員が倒れている廊下を進み、南校舎に差し掛かったところでベリーが聞いてきた。ずっと怠そうに無視していたから、話題を変えたかったんだろう。

『阿叢先輩がトンカツ奢ってくれるって言ってたのよ』

『ええ~? この状況じゃ無理なんじゃない?』

『食券が欲しいの。一ヶ月有効なんだから』

 きっと来月にはこの学校も通常通りになっている。

 少しは騒ぎになるでしょうが、所詮校長なんてすげ替え可能な消耗品。どうせ次もそれなりの実力者が選ばれるんだから、誰がなろうと大差ない。

 それに理事会とかが全力で不祥事を揉み消すに決まっている。大事にならないのは確実。

『食券を回収したら食材もいただくわよ。今夜は豪華な食事でベリーの慰労&乱子の破談お悔やみ会よ』

 あの堅牢な冷蔵庫を抉じ開けるのなら大変だけど、幸い私は正規の開け方を知っている。食堂のおばちゃんを何度も観察していてピンときたのよ。

『あ、それいいね!』

『そうだわ。同期の皆も招待しなきゃ。きっと大泣きしながら集まるわ』

 悲しみではなく爆笑で、だけど。

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